2006年07月11日

「涙腺の下腹部」第二章6・乳首の望み

ぴかぴか(新しい)第二章6・乳首の望みぴかぴか(新しい)




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 やんなっちゃった・・・

 やんなっちゃった・・・

 やんなっちゃった・・・


私は幾度も心の中で呟いた。

 全てがこの上なく下手くそな結婚生活に疲れてしまった。
私の夫は、暗闇のトンネルに住む荘厳な法衣を身にまとった皇帝。私はそのトンネルを手探りで渡る求道者・・・

蛍の光ほどの明かりを求めてさ迷い歩く。
『妻』と言う名の付いたこの足は決して見つけられない愛を探し疲れズキズキと容赦なく痛み出す・・・

それでもサバンナで傷つく獣の如くに又這い上がり、痛む足を引きずりよろよろとさ迷い歩く。

 せめてこの痛んだ身を隠せる程の安住の位置を探すが・・・
全ては暗闇に包まれ何も発見出来ない・・・


ペニスの無い夫は・・・
まるで心も無いかのように振る舞い、私を奈落の底へ突き落とす。




 相変わらず夫の声は透明で、私には何も見えない・・・感じない。

 夫の海外出張が何時からなのかも私には告知されていない。
これが妻と言えるだろうか?

 抱きしめ合い・・・
 唇を重ね合い・・・
 体躯を重ね合って合流する2つのエネルギーを

私はただ想像するだけ・・・
決して手に入らないと解ると・・・
振り乱して芽生えてくる獣の性を持て余す。


 匂い立つ私の下腹部が独りで濡れて涙を流す時・・・
私に出来る事はただ1つ。

この手で我が身の服を剥ぎ、むき出しの乳房を愛撫し・・・
ジンジンと痺れて疼く女の花弁を・・・
この指で慰めるだけ。

慈愛に満ちた私の指は、哀れな濡れた果実の望みを叶える。

 そして私の乳首は・・・

剣のように固くなり、愛が狂おしい程の唇で濡れた抱擁をくれるのを夢見ている・・・ 


 愛の唾液は箱の中で永遠に眠っていると言うのに・・・






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posted by ジュエル・ジュジュ at 02:50| Comment(1) | TrackBack(0) | ★「涙腺の下腹部」第二章★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶりに来ました☆更新楽しみにしてますねっ!
Posted by mokoko at 2006年07月12日 11:33
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